こんにちは、50代からの健康美を追求する日韓夫婦の日本人夫です。
「毎日体重計に乗るたびに、数字が変わらなくて落ち込む…」
「若い頃のように、少し食事を抜いたくらいでは痩せなくなった」
そんな悩みを抱えていませんか?実は、50代の私たちにとって、体重計の数字を唯一の正解にしてしまうことほど、苦しいダイエットはありません。
この記事では、体重という「数字」の呪縛から解放され、毎日の「体調(コンディション)」を指標にすることで、心も体も健やかになっていく方法についてお話しします。私の韓国人妻から学んだ「自分をいたわる視点」も交えてご紹介しますので、ぜひ肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
50代、体重計の数字に振り回されていませんか?

「先週はあんなに頑張って食事を控えたのに、また体重が増えてる…」
毎朝、体重計に乗ってはため息をついていませんか?昔なら少し食事を抜けばすぐに戻った体重が、50代になるとびくともしなくなる。それどころか、水を飲んでも太るような気がして、気持ちまで重くなってしまうんですよね。
でも、それをご自分だけのせいにするのは、もうやめましょう。50代の体は、私たちが思っている以上に繊細で、変化の真っ只中にいるんです。
「昔と同じダイエット」が効かない理由
若い頃と同じように「食べなければ痩せる」と思い込んでいませんか?実は、これが50代には一番の落とし穴なんです。
私たちの体は、年齢とともに基礎代謝が落ち、ホルモンバランスも変化しています。若い頃の車がガソリンをたくさん使って走るスポーツカーだとしたら、今の私たちは燃費の良いエコカーのようなもの。少ないエネルギーでも走れるように体が省エネモードになっているのに、無理に燃料(食事)を減らしても、体は「飢餓状態だ!」と守りに入ってしまい、かえって脂肪を溜め込もうとしてしまうんです。
数字のストレスが一番の「太る原因」かもしれません
「また増えた」「全然減らない」というストレス。実はこれこそが、ダイエットの大敵なんです。
ストレスを感じると、体は「コルチゾール」というホルモンを出します。このホルモンには、なんと脂肪を溜め込みやすくする働きがあると言われています。つまり、痩せようとして数字に一喜一憂することが、皮肉なことに痩せにくい体を作ってしまっている可能性があるんです。
体重よりも大切にしたい「3つの体調サイン」

では、体重計の代わりに何を信じればいいのでしょうか?私がおすすめしたいのは、数字ではなく、あなたの「体感」を信じることです。
朝起きたときの「体の軽さ」と「気分」
朝、布団から出るときを思い出してみてください。「よいしょ」と重たい体を起こしていませんか?それとも、パッと目が覚めて、体が軽く感じますか?
前日に体に良い食事をして、質の良い睡眠がとれていれば、体重がどうであれ、体は軽いはずです。逆に、体重が減っていても、体が鉛のように重かったら、それは健康的な痩せ方とは言えません。「今の私、動きやすいかな?」と問いかけることのほうが、ずっと大切なんです。
食後の「お腹の心地よさ」(消化できているか)
食事の後、胃もたれしたり、眠くなったりしていませんか?それは体が「消化に必死ですよ!」とSOSを出しているサインかもしれません。
食べたものがスムーズに消化され、エネルギーに変わっているときは、食後もお腹がスッキリしていて、頭もクリアなはずです。体重の増減よりも、「食べた後、心地よいか?」という感覚を大事にしてみてください。
階段を上がったときの「息切れ」の変化
駅の階段や、家の2階へ上がるとき。以前より息切れしなくなっていれば、それは間違いなく筋力がついているか、心肺機能が高まっている証拠です。
筋肉は脂肪より重いので、健康になって筋力が増えた結果、体重が増えることもあります。でも、それは「良い増加」です。数字だけ見てガッカリするのは、頑張ったご自分の体に対して失礼だと思いませんか?
私たち日韓夫婦の「ゆる指標」生活

我が家の場合、韓国人の妻の考え方が、私の「数字縛り」を解いてくれました。
韓国妻の教え「顔色が良ければ、それが健康」
私が体重計に乗ってブツブツ言っていると、妻は決まってこう言います。「顔色はいい?肌にツヤはある?ならケンチャナ(大丈夫)だよ」と。
韓国では「食は薬(医食同源)」という考えが根付いていて、きちんと食べて顔色が良いことが健康の証とされます。やつれて体重が減るよりも、血色が良くて元気な方がずっと美しい。妻のその言葉に、ハッとさせられました。
鏡を見る習慣が、体重計より「変化」を教えてくれる
今、私は体重計に乗る回数を減らし、その分、鏡を見る回数を増やしています。
お風呂上がりや着替えの時、自分の体を全身鏡で見てみます。「あ、少し背中のラインがスッキリしたかな?」「今日は肌の調子がいいな」。そんな小さな変化は、数字には表れません。でも、鏡の中の自分は嘘をつかないんです。
体重はあくまで目安の一つ。それに振り回されて眉間にシワを寄せるより、今の自分の「調子の良さ」を感じながら、笑顔で過ごすほうが、きっと体も応えてくれるはずですよ。
まとめ:数字を手放して、自分の体と仲良くしよう

今回は、体重よりも大切にしたい「体調」という指標についてお話ししました。
- 昔と同じダイエットは通用しない(体が変化しているから)
- 数字のストレス自体が「太る原因」になりうる
- 「目覚めの軽さ」「食後の心地よさ」「息切れの変化」を信じる
- 鏡の中の「顔色」や「体のライン」の変化を楽しむ
毎日頑張っている50代の私たちの体。「減らない体重」を責めるのではなく、「今日も動いてくれてありがとう」と体調の良さを認めてあげることから始めてみませんか?
数字の呪縛から解放されたとき、きっと今までよりも楽に、そして健やかに、理想の自分に近づいていけるはずです。
体調管理には日々の記録も大切です。無理なく続けられる管理アプリなどを試してみるのも良いですね。

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