「今日はなんだか、いい日だったな」
そんなふうに思える日が増えると、暮らし全体がやさしく整っていくように感じます。
私たち日韓夫婦は、毎日をちょっと心地よくする“思いやりの習慣”を、ふだんの中に取り入れています。
特別じゃなくていい。ただ、心が通うだけでいい
50代になると、予定がぎっしり詰まった日や、刺激のある日よりも、落ち着いて過ごせる日がうれしくなってきました。
でも、何もしないと気づけばすれ違ったり、「今日はなんだったんだろう?」と感じてしまうことも。
だからこそ、私たちは「ちょっとだけうれしい」を増やすための、小さな習慣を意識するようになりました。
私たちの“ちょっといい日”をつくる思いやりの工夫
ここからは、私たちが日々大切にしている“思いやりの習慣”をご紹介します。
朝、ひとこと声をかける
「今日は寒いね」「昨日ありがとう」「昨日の夢、面白かったよ」など、
何でもないひとことを朝に交わすだけで、空気がふわっとやわらかくなります。
会話がなかった日の朝は、やっぱり少し寂しい。
気持ちのスタートに、声をかけることを大切にしています。
相手が疲れていたら、あえて家事をひとつ引き受ける
何も言わずに、洗い物を終わらせておいたり、洗濯を干しておいたり。
「気づいたよ」「助けたいよ」の気持ちを行動で伝えるのが、わが家のルールです。
言葉で伝えるのがむずかしい時こそ、無言のやさしさが効く気がします。
夕方、お互いに好きなものを用意する
夫にはみかんやおにぎりを。
私は韓国風の小さなおかずや、あたたかいお茶を出してもらうことが多いです。
「今日はこんなものどう?」と出してもらえると、気持ちがすっとやわらぐ。
小さな気づかいが、夕方の疲れに効いてくれるんです。
夜、寝る前に相手の“よかったこと”をひとつ言う
「今日のスープおいしかったね」
「掃除ありがとう、助かったよ」
そんなふうに、小さな“よかったね”を声に出すだけで、1日の終わりがやさしくなります。
気持ちよく眠りにつけると、翌朝の顔も自然とやわらかくなる気がしています。
まとめ|“ちょっといい日”は、やさしい積み重ねから
大きなイベントや旅行じゃなくても、気持ちがほっとする時間が少しあるだけで、
「今日も悪くなかったな」と思える1日になります。
私たちが目指しているのは、そんな“ちょっといい日”を少しずつ増やしていく暮らし。
50代からの夫婦時間だからこそ、背伸びせずにできる思いやりを、これからも重ねていきたいと思っています。
次回は、「50代からの肌と心を整える“夜のスキンケア時間”」をご紹介します。
気持ちよく眠るための、小さなスキンケア習慣と夫婦の関わり方を、私たちの実例とともにお届けします。
コメント