年齢を重ねるにつれて、「肌の乾燥が気になる」「髪にハリとコシがなくなった」など、外見の変化に戸惑うことが増えてきました。
わが家でも40代後半〜50代にかけて、若かったころのケアやシャンプーだけでは追いつかない感覚を持つように。 そこで始めたのが、“外から”ではなく“内から整える”インナーケア習慣です。
50代、肌や髪の「なんとなく不調」が気になり始めたら
肌の乾燥、髪のパサつき…外側のケアだけで限界を感じた
保湿やヘアトリートメントは続けていたのに、肌がカサカサする、髪の手触りが急に変わった。そんな変化に「なぜ?」と戸惑ったのが50代に入ってからのこと。年齢とともに、体の内側の水分量や栄養バランスが崩れやすくなっているのを感じました。
外側からのケアに頼るだけでは、根本的な改善にはならない——そんな気づきが、インナーケアを意識するきっかけになりました。
「内側から整える」ことの大切さに気づいたきっかけ
きっかけは、韓流妻の親戚が「お肌の調子は腸から始まるのよ」と言ってくれた一言。確かに、体調が整っているときは、肌や髪のツヤも良くなる実感がありました。
美容液よりも、日々の食べ方や眠り方が土台になる。そんな視点で暮らしを見直してみると、小さな変化が少しずつ現れてきました。
インナーケアは“少しずつ続ける”が正解
一気に何かを変える必要はなくて、まずは「できることを一つだけ」から。体に負担をかけず、気持ちよく続けられることが結果的に習慣になります。
肌も髪も、毎日の積み重ねで変わっていくもの。だからこそ、焦らず、ゆるやかに「中から整える」ことを大切にしています。
わが家が実践している“中から整える”インナーケア習慣
白湯とビタミンCを朝の定番に
朝起きたらまず、白湯をゆっくり飲んで体を目覚めさせる。そのあと、レモンを絞ったお湯やビタミンCのサプリメントを摂るようにしています。内臓が温まって動きが良くなるだけでなく、肌の調子もすっきり軽やかに感じられるようになりました。ビタミンCはコラーゲンの生成や抗酸化にも関わるので、続けていて良かったと感じています。
発酵食品と食物繊維で腸を整える
毎日欠かさず取り入れているのが、キムチや納豆、ヨーグルトなどの発酵食品。
韓国では「腸が元気なら肌もきれい」という考え方が根付いていて、わが家でも意識的に取り入れています。野菜や海藻類など、食物繊維と合わせて摂ることで腸内環境が安定し、便通も整ってきました。結果的に肌荒れが減り、くすみが薄れた実感もあります。
肌も髪も潤う「良質な油」を意識的に摂る
以前は「油は控えたほうがいい」と思っていましたが、今は「摂る油の質」が重要だと考えています。オリーブオイル、えごま油などを食事に少しずつ取り入れるようにしたところ、肌の乾燥がやわらぎ、髪のツヤも出てきました。
良質な脂は細胞を構成する大事な要素。年齢を重ねた今こそ、積極的に取り入れたい栄養です。
夜のたんぱく質と睡眠で“回復スイッチ”を入れる
日中に受けたダメージは、夜に回復する時間がとても大切。
わが家では、夜に消化の良いたんぱく質(豆腐や魚、卵など)を取り入れ、睡眠の質を上げる工夫をしています。
寝る前にスマホを見ない、間接照明で過ごすなどの工夫もセットにすると、眠りが深くなり、翌朝の肌の調子にも変化が。たっぷり眠ることが最良の美容法だと実感しています。
無理なく続けるための工夫と夫婦の役割分担
「どれかひとつでもOK」の気軽なスタンス
すべてを完璧にこなそうとすると続かないので、「今日は白湯だけ」「今日は納豆と味噌汁だけ」でもOKとしています。ハードルを下げることで、毎日“何か一つ”を無理なく続けられるようになりました。習慣化するコツは、「これだけでも意味がある」と思えること。
「一緒にやる」ことで自然に習慣になる
夫婦で同じ習慣を取り入れることで、お互いに意識が高まります。朝の白湯を一緒に飲む、夜のたんぱく質メニューを一緒に考える。誰かと一緒だからこそ続けやすい、というのは夫婦の強みだと思います。
お互いを支え合う気持ちが、自然と健康にもつながっていく感覚です。
「変化に気づいてくれる相手」がいるから続けられる
「最近、肌がきれいだね」「髪にツヤ出てきたね」と言ってもらえるだけで、続けてよかったと感じられるものです。自分では気づきにくい変化も、身近な相手のひと言が教えてくれます。
小さな変化を認め合える関係が、習慣の継続につながっています。
まとめ|“中から整える”ことが、50代のツヤをつくる
50代の体は、外からのケアだけでは届かない部分が増えてきます。だからこそ、“中から整える”インナーケアが、肌や髪のツヤにじわじわと効いてくる。
日々の食べ方、眠り方、水の飲み方。どれも特別なことではなく、暮らしの中で気軽に続けられることばかり。私たち夫婦も、「無理なく、心地よく続けられること」をこれからも大切にしていきたいと思います。
次回は、「ウォーキングだけで変わる?日韓夫婦の運動習慣のリアル」についてご紹介します。 忙しい毎日の中でもできる“ゆる運動”を、夫婦でどう習慣にしているのか。リアルな実践例とともにお届けします。
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