50代になると「朝ごはんが重く感じる」「食欲がわかない」そんな日が増えてきませんか?
わが家では、そんな朝の体調に寄り添ってくれる“韓国流スープ習慣”を取り入れるようになりました。 体を内側からやさしく温めてくれて、無理なく元気がチャージできる朝の時間。そんな習慣をご紹介します。
50代の朝こそ、体にやさしい“スープ習慣”を
朝から食べづらくなった?そんな時にちょうどいい
昔は普通に食べていた朝食が、今はちょっと重たく感じる──そんな変化を感じるようになったのは、50代に入ってからです。朝からパンやおかずをしっかり食べようとすると、胃がもたれてしまうことも。
そんな時、スープのような「飲める朝ごはん」は体にも心にもやさしくしみ込みます。無理をしない、でも何か口に入れて整えたい…そんな気持ちにちょうどよかったのが、韓国のスープ文化でした。
韓国では定番の“朝のスープ文化”
韓国では、朝ごはんに温かいスープを飲む習慣が当たり前にあります。たとえば、わかめスープやテンジャンチゲ(味噌汁)、牛骨スープなど、体を温めながら栄養も補える内容が中心。妻の実家でも、朝は必ずスープが食卓に並びます。日本では味噌汁が朝の定番ですが、韓国のスープは具材がしっかりしていて「食べごたえがある」のが特長。これが、私たちの朝の満足感にもつながっています。
体を温めることで、1日のスタートが軽やかに
冷えやすくなってきた50代の体にとって、朝の“温活”はとても大切です。
スープは胃腸に負担をかけず、体の芯から温めてくれます。起きたばかりのぼんやりした体に、あたたかいスープが入ると、スッと目が覚めて頭も軽くなる感じがします。1日の始まりを丁寧に迎えることで、その日が前向きに過ごせるようになる。これは実際に続けてみて、強く感じた変化です。
わが家の“朝スープ習慣”実例紹介
簡単!わかめスープとごはんの定番ペア
もっともよく登場するのが、シンプルなわかめスープ。韓国では誕生日に食べるイメージもありますが、日常にもぴったり。乾燥わかめとごま油、だしの素があればすぐに作れます。ごはんと一緒に食べると、体がホッと落ち着く感じがして、「今日もがんばれそう」と前向きな気持ちになれる一杯です。
健康効果: わかめはミネラルや食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたり、むくみ対策にも効果的です。
週末はサムゲタン風スープでしっかり栄養
少し余裕のある週末は、鶏肉やニンニク、ナツメを入れたサムゲタン風のスープを作ります。しっかり煮込むと、鶏の旨味がスープに溶け出して、食べ応えも抜群。体が芯から温まり、「疲れが抜けた気がするね」と夫婦で話すことも。具材はスーパーで手に入るもので代用できるので、意外と手軽に作れるのも魅力です。
健康効果: 鶏肉は高タンパク・低脂肪で体力回復に◎。にんにくは免疫力アップ、ナツメは冷えや貧血対策にも良いとされています。
「具だくさんスープ」ならこれだけで満足
朝からあれこれ準備するのは大変。でも、野菜や豆腐、卵などを入れた具だくさんスープにすれば、それだけで十分な食事になります。特に寒い季節は、白菜やきのこ、にんじんなどをたっぷり入れて、食べるスープとして楽しんでいます。「これ一杯で栄養もとれたね」と安心できるのが、朝スープのいいところです。
健康効果: ビタミン・食物繊維・たんぱく質を一度に摂れる万能型。消化にもやさしく、朝の栄養補給にぴったりです。
冷え対策に、ショウガやにんにくをひと工夫
体の内側から温めるには、食材選びもポイント。ショウガやにんにくは、体を温めるだけでなく風味もアップしてくれます。我が家では、わかめスープにすりおろしショウガを加えたり、鶏スープににんにくをまるごと入れたりして、味に変化をつけながら楽しんでいます。簡単な工夫でも、体がポカポカする感覚があるので、冷え性の方には特におすすめです。
健康効果: ショウガは血行促進・代謝アップ、にんにくは抗酸化作用や免疫力向上に優れています。
無理なく続けるための工夫と夫婦のルール
「冷凍保存・まとめ仕込み」で朝がラクに
毎朝スープを一から作るのは大変なので、我が家では「まとめて仕込んで冷凍」が基本スタイル。わかめスープや味噌ベースのスープを多めに作り、小分けして冷凍しておけば、朝は温めるだけ。忙しい朝にも、手軽にあたたかいスープが用意できるので、とても助かっています。
「今日は何スープ?」の会話が楽しみに
「今日は何スープ?」と朝の会話が生まれるのも、スープ習慣の楽しさのひとつです。お互いに「これが好き」「こっちの味がいいね」と話しながら、食卓を囲む時間がより穏やかになります。忙しい平日でも、少しだけほっとできる時間があると、その日がぐっと軽やかになる気がします。
夫婦で“ゆるく続ける”のが続けるコツ
無理なく、楽しく続けることがなによりも大事です。「今日はお湯だけで済ませたい」という日があってもOK。夫婦で「できるときだけやろうね」とゆるく決めているからこそ、負担なく続けられています。完璧を目指さず、「やれた日はラッキー」くらいの気持ちが、長く続けるコツかもしれません。
まとめ|スープで始める、心と体にやさしい朝
朝のスープ習慣は、体調を整えるだけでなく、心にもゆとりをくれる存在です。あたたかいスープを飲みながら、今日の自分と向き合う。そんな静かな時間が、50代の私たち夫婦にとって大切なエネルギー源になっています。
無理なく、気持ちよく続けられる“朝のスープ習慣”。これからも、私たちらしいやり方で楽しんでいきたいと思います。
次回は、「肌と髪にツヤを|日韓夫婦の“中から整える”インナーケア」についてご紹介します。 50代になって感じる変化に、食事と暮らしでどう向き合っているか。わが家の実例を交えてお届けします。
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